お馬さんぶろぐ。

普通の大学生がつらつら競馬予想、予想までの思考回路的なものを血統的な観点を中心に書いていく拙いブログです。

阪神JF雑感②

ウインミレーユ(弘平くん)

天皇賞春を勝ったビートブラック(父はサンデー×ノースフライトのミスキャスト)の半妹にあたりますが、こちらもサンデー系のステイゴールド産駒ですから4分の3妹といったところでしょうか。母はダ1400-1800で現役時代5勝を挙げたアラームコールです。新馬を勝ち、その後新潟2歳Sでは大敗を喫しましたが前走のりんどう賞では今回も人気になるであろうファンタジーS2着馬のメジェルダを差し切ってGIの舞台に臨んできます。新潟2歳Sの敗因としては馬場、外枠で力んだことなどがあげられます。調教や新潟2歳Sを見るにステイゴールド産駒らしくなく荒れた馬場や湿った馬場は苦手なようです。外枠で力んだりするのは逆にステイゴールドらしいBlushing Groomらしい気性の悪さ、または言い換えればこのステゴ×Rainbow Quest(父Blushing Groom)で生じるWild Risk6×6なども影響していると思われます。ステイゴールド×ブライアンズタイムという配合、またHalo≒Red God3×5からの無駄のないピッチ走法でありHerbagerTudor Minstrel、Flower BowlからHyperion的Son-in-Low的な要素を受け継いでいますが、中間調教中の転倒でファンタジーSを回避したことはやはり気がかりです。それからやはり気性面での距離延長の不安もありますが、パンパンの良馬場で内枠をひきHyperionを上手く絞り出せればチャンスあり、と見ました。

 

キャンディバローズ(アッゼニ)

ファンタジーSの勝ち馬。スプリントで活躍するアットウィルやファインチョイスの半妹にあたります。札幌1500の未勝利戦では2歳レコードもたたき出しました。ファンタジーSでも今回出走するメジェルダやブランボヌールらを上り33.7で差し切っています。

ディープインパクト×タイキシャトルということで、Halo≒Sir Ivor3×5×4を持ち屈指の機動力を要求される札幌1500を最内枠で立ち回ってレコード、なおかつ母母のナスキロ柔らかさで前走のパフォーマンス通り京都1400がベストの舞台でしょう。阪神外回り替わり、距離延長も決してプラスではありませんが、今年のディープの中では一番チャンスかな、という印象です。後程触れますがこの馬以外のディープには印は打たない予定です。

 

クードラパン(たなべし)

未勝利→サフラン賞と連勝。半兄にはグランシルクがいます。

父ステゴのグランシルクからこちらは父ダイワメジャーに変わりましたが、グランシルクのように急坂小回り向きかなぁという印象。ダイワメジャー×Roberto直仔のDynaformerという文字列通りのパワーピッチ、加えてノーザンテースト≒Vice Regent3×5の頑強さがあるので前走中山でのパフォーマンスは順当、これで阪神外で同じ芸当を、、、というのは難しいのではないかというのが第一印象です。速い切れる脚があるとは思えませんし、頑強さだけではなく母母キュー(ブレイクランアウトやキュリオスティー、エネアドの母)のしなやかさもあることでどっちつかずかもなぁ、このどっちつかずさではGIで通用しないかなぁという印象です。