お馬さんぶろぐ。

普通の大学生がつらつら競馬予想、予想までの思考回路的なものを血統的な観点を中心に書いていく拙いブログです。

阪神JF雑感③

クロコスミア(勝浦さん)

既にキャリア7戦とかなりレースを使ってきているクロコスミアですが、マイル以上ではかなり安定した成績を残しており前々走アルテミスS3着、前走赤松賞ではきっちり3番手から上がり2位タイの33.9を使って勝利しました。キャリア6戦以上の馬は過去現コースに変わった9年で馬券圏内がありませんが、ほとんどが超人気薄ばかりであまりあてにしなくていいデータかもしれません。

さて、クロコスミアですが母が菜の花賞勝ちや紫苑S2着などのデヴェロッペ、父はステイゴールドという血統です。走りを見るとストライド、これはおそらく母父ボストンハーバーのナスキロですが同時にその奥がNashwan×サドラー、これでWild Riskのクロスが発生するのは同じステゴ×○×Blushing Groom直仔Rainbow Questの前出ウインミレーユと同じ。さらにボストンハーバーの父父Seattle Slewはナスキロラトロですからサドラーのラトロと脈絡、さらにさらにボストンハーバーは母父Vice Regentですからステゴが持つノーザンテーストとニアリークロスを生みパワー補強。最後Halo≒Red God3×5で機動力もあり。とまぁこんなかんじでしょうか。個人的には阪神外回りという舞台はぴったりに見えます。キャリアを積んできたことの疲れ、馬格のなさなど不安点はありますが上位評価したい一頭。

 

デンコウアンジュ(川田)

アルテミスSを大外からぶっこ抜いたデンコウアンジュ。鞍上は乗り替わって未勝利勝ちのときのコンビである川田になりました。騎乗停止になったときのですね。

さてさて、前走のパフォーマンスはここでつらつら述べる必要もないとして、やはり気になるのは気性の幼さですね。新馬・未勝利とヨレまくり鞍上が立ち上がるようなシーンも何度か見受けられます。サウスポーなのかどうか、そういう手前がどうとかは素人の私にはわかりませんがやはり右回りの2戦ヨレていたことは気がかりな点ではあります。ただ前走のパフォーマンスもフロックではないと思いますし、判断が難しいですね。

血統的にはメイショウサムソン×マリエンバード×サンデーでDrone≒Halo5×4、マリエンバードのナスキロが出てストライドで走るようなイメージですが、サムソンのサドラーが持つBold Reasonとマリエンバードの母父Darshaanが持つNever bendの兄弟クロスでナスキロラトロ、血統通り直線の長いコースで掻き込みながらストライドで追い込んでくる馬になりました。もちろん前走のパフォーマンスを評価して印は回しますが、どうも新馬未勝利のヨレ方が気になって抑えまでです。

 

ブランボヌール(イワータ)

函館2歳Sを外から4角でひねりつぶしたブランボヌール。ファンタジーSでも内を割って3着とまずまずの走りでした。母母アジアンミーティアはダコールの母でUnbridled's Songの全妹という良血馬。父ディープのブランボヌールと同じく父ディープのダコールは4分の3同血の関係になります。母ルシュクルはバクシンオー産駒らしくスプリントで現役時代3勝を挙げましたがこの馬もスプリントでおろしスプリントで重賞をとりました。ディープ×ミスプロのしなやかさにサクラバクシンオーGrey Sovereign系のCaro、こちらもキャンディバローズしかりベストは1200-1400でしょうか。過去函館2歳S勝ちから現コースのJFに挑んだ馬はクリスマスやストークアンドレイなどいますがいずれも着外、こちらは決して小回り向きとは言えないながらも勝ち切ったためある程度の評価は必要ですが、前走ファンタジーSでは内を割るも残り100で前と脚色同じ、むしろゴール前はもう止まり気味だったように見え、阪神外回りマイルをしなやかに差せるかは疑問です。