お馬さんぶろぐ。

普通の大学生がつらつら競馬予想、予想までの思考回路的なものを血統的な観点を中心に書いていく拙いブログです。

朝日杯展望

世間ではエアスピネル・イモータル・リオンディーズの3強といわれてるのでしょうか。エアメサイアシーザリオの子供がここでぶつかるとはまぁ競馬は面白いもので、もちろん持っている能力でいえば抜けているのかもしれませんが、ここは2歳マイルGIだよ、という観点を忘れずに予想していきたいと思います。

 

まず豊さんの中央GI全制覇なるか、パートナーは秋華賞エアメサイアの子供エアスピネルです。エアメサイアですからおなじみアイドリームドアドリームの牝系、この牝系といえば「エア」の冠名でエアデジャヴーエアメサイアエアシャカールエアシェイディ、みなさん小回りコースをそのBold Ruler的機動力でゴリゴリにまくってこられました( ̄▽ ̄)

とまぁエアスピネルも例にもれず反応が早いのなんの、デイリー4角で一瞬で前に取り付いて外からそのピッチで回転の速さで機動力でシュウジをひねりつぶしにかかったときは、さすがアイドリームドアドリームや( ̄▽ ̄)とうなってしまいました。さて配合的に言えばおなじみキンカメサンデーですから配合にはとっても素直、そりゃ機動力が素直に発現されるわという感じですが母母父はノーザンテーストに母母はHyperion4・5×7・7・8ですからパワーと底力も十分、ちょっとパワーに寄せたような配合ですから阪神替りもマイナスにはなりませんから、現状よほど持続戦になってストライドに差されるようなことがない限りは豊さんの中央GI全制覇も見えてくるでしょう(/・ω・)/と言いたいところですが、望田潤さんのbotにも出てきますがさぁHerbagerを引く馬がGIで勝ちきれるかどうか、この牝系も例にもれずエアデジャヴー牝馬三冠で3.2.3着、エアシャカールは皐月菊と勝ち切りましたが一番ほしかったダービーはアグネスフライトに、河内の夢に差されて2着。母エアメサイアだって秋華賞は勝ったけどオークスVMも2着、エアシェイディは有馬で2年連続3着でした。外回りという舞台、パワーとピッチで抜け出して後ろを完封できるのか。

 

さてイモータルいきましょうか、エックスマークやアドマイヤシーマの半弟、ドイツ血統×ドイツ血統ですねぇ。まぁ文字列ほど重々しさは感じませんがやはりベストは中距離か。まぁ上がエックスマークにアドマイヤシーマですから中距離馬なのかなという感じですが、そりゃ素人目に見てもマイラーの加速ではないし、前走サウジアラビアロイヤルカップでは4角同じポジションで回ってきたブレイブスマッシュにピッチであっという間に置いて行かれて、こっちは全然スピード乗らずに前に行かれて、やっとスピード乗ったときにはもうゴールという感じ。これが阪神に替わって状況は変わらないだろうしむしろ直線は短くなる、前には前走出し抜かれたブレイブスマッシュより強いであろうエアスピネルがピッチで先に、かなりのトップスピードの質で抜け出している。これを差し切るにはそれより速い脚を使わなきゃいけないわけで、それを中距離馬がやってみようとしてるわけですから、かなり至難の業では、、、?というのが率直な印象。そりゃダービーなんかとっても良いと思いますけれども、2歳マイルGIで中距離馬が中距離馬の加速で勝てるのかというところでしょう。

 

さぁラストはリオンディーズ。今更説明不要ですがエピファネイアの半弟、この馬も新馬はとんでもない引っかかり方でしたがその分弾け方もまぁ強烈だこと。

もちろんエピファネイアを見てもわかるように外回り替りがプラスなのは当然だし、気性的に短縮のほうが折り合いをつけやすいっちゃつけやすいのですが、これほどの馬なので今後の話を先にすると、まずクロスがうるさい。もともとキンカメとかはNothern Dancerが多いので母はNDのクロスを持たないことが一つの成功パターンではあるのですが、母シーザリオはND5×3、これでリオンディーズはNothern Dancer5・5・7×6・4ということになります。クロスがうるさいということは成長力が乏しくなるということ。早期から動けるのと引き換えに、といった感じでしょうか。エピファネイアに関しては父シンボリクリスエスがNDを持っていない種牡馬でした。次、短縮について。エピファネイアが距離短縮したのは国内に限れば菊花賞から長期休み明けの大阪杯だけ。これはあくまでも推測ですが、今後のために気性的には短縮したほうが折り合いが付きやすいと分かっていながら、その後いざ延長したときに取り返しがつかないという意識のもとあえて短縮しなかったのではないか。とすれば今回短縮してしまったらクラシックに乗せるにあたって確実に延長ということになる。そこでの折り合いが犠牲にはならないか。という今後の心配をしたところで。

エピファネイアは僕と友人のうまカレ副代表金沢ユウダイ氏の共通認識であったのですが折り合い難だけど馬群で前に馬を置いて折り合いをつけるのは向いていない、というか馬のリズムが崩れるから折り合いと引き換えにリズムを犠牲にする(ダービーがまさにそれ)、だから外で、前に馬がいない状態でうなりながらもなんとか抑えられたら理想だね、という話を散々していたらそれをスミヨンで体現したJCでのあのパフォーマンス( ̄▽ ̄)

リオンディーズも当然Nijinsky的胴長でナスキロ的ストライドで、加えてNever BendBold Reasonの兄弟クロスでエピファネイアよりさらにパワーを増幅させたような感じで、Nureyev≒サドラーのニアリークロスでもパワーを増幅させてるし、エピファネイアにあったRoberto的な反応の速さはなくてその代わりにNijinskyクロスを持っているわけだから、やっぱりエピファネイアにあった一種の俊敏さのようなものはリオンディーズには欠けるし、それはマイルでは欠点になりうるのではという認識でおります。まぁもちろん阪神外という条件はあっているのだろうけどそれはマイルではないし、うーんやっぱり短縮してほしくなかったなぁ(;´・ω・)

 

ということで、3強で一番評価するならエアスピネルなわけですが、これはマイルの流れになるのが条件ですからハイペース持続戦中距離向きの流れになったらもうどうしようもないですね(-_-;)